NOKKIスタッフ 
北欧キッチン＆インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)の小坪です。
家電の寿命が立て続けにやってくる時期ってありますよね。数年前我が家を襲った家電故障ラッシュは、洗濯機に電子レンジ、テレビにエアコン、極めつけに給湯器まで・・・！ここまで重なるともうお手上げ状態です。
新築や引っ越しを機に家電一式を揃えると、故障の時期も重なりやすいかもしれません。どれも生活に欠かせないものばかりなので、来たるときに備えて貯金しておかねばなりませんね(^^;)
我が家のキッチン家電は背面収納のカウンター上にあります。リノベーション前はバラバラでも全く気にならなかった家電の色ですが、工事でキッチンや背面収納を入れ替えたとたんに黒で揃えたくなりました。とは言え一斉に買い替えることはできず、その後じわじわと黒への移行を進めています。
これは「見える」からこその悩みであり、キッチンの背面収納を家電を含めて「隠す」という選択肢もあります。大きな扉で生活感を隠せば来客時も安心。ただその使い勝手については様々な声があります。今回はキッチンの背面について「隠す」収納と「見せる」収納のどちらを選べば良いか、後悔のないように検討するためのヒントをご紹介していきます。
キッチン背面収納とは？
キッチン背面収納は、キッチンの背面に設置される収納スペースで、調理器具や食器、調味料などを収納するためのものです。電子レンジや炊飯器などの調理家電の置き場でもあります。キッチン全体のデザインや機能性を左右する重要な要素であり、収納力や見た目の美しさが求められます。
背面収納の種類
- オープン収納: 物を見せる収納スタイルで、取り出しやすさが特徴。
- クローズド収納: 扉で物を隠す収納スタイルで、すっきりとした見た目が特徴。
本記事では、クローズド収納、特に扉で「隠す」収納に焦点を当て、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。
扉で「隠す」収納のメリット
出典：南海プライウッド―フリモ
1. 生活感を隠せる
扉付きの収納は、物を隠すことで生活感をシャットアウトし、キッチンを常に整った状態に保つことができます。来客が多い家庭や、オープンキッチンのレイアウトでは特に効果的です。
- すっきりとした見た目: 扉を閉めるだけで、内部のごちゃごちゃした物が見えなくなり、キッチン全体が整った印象に。
- デザインの統一感: 扉のデザインやカラーをキッチン全体と統一することで、洗練された空間を演出。
2. 衛生的な環境を保てる
クローズド収納は、埃や汚れが内部に入りにくく、衛生的な環境を保つことができます。食品や調理器具を清潔に保つことができ、食の安全性が向上します。
- 防塵効果: 扉を閉めることで埃やゴミの侵入を防ぎ、内部を清潔に保てます。
- 虫の侵入防止: 食材を収納する場合、虫の侵入を防ぐ効果もあり、衛生面で安心です。
3. 安全性の向上
扉付き収納は、小さなお子様がいる家庭では特に重宝します。調理器具や危険な物品を隠すことで、子供の手の届かない場所に収納することができます。
- 安全な環境: 子供が誤って触れてしまう危険な物を隠すことができます。
- 整理整頓: 子供のおもちゃや学用品などを隠すことで、キッチン以外の物もすっきり収納可能。
4. 見た目の統一感
扉付きの収納は、キッチン全体のデザインに統一感をもたらします。モダンなデザインやクラシックなスタイルなど、好みのインテリアに合わせてカスタマイズが可能です。
- スタイルの自由度: 扉の素材や色、デザインを自由に選べるため、自分の好みのスタイルに仕上げられます。
- シームレスなデザイン: キッチン全体のデザインと調和し、シームレスな空間を作り出します。
扉で「隠す」収納のデメリット
1. 取り出しにくさ
扉付き収納の最大のデメリットは、物の取り出しに手間がかかることです。頻繁に使う物を収納する場合、扉を開け閉めする手間が増えます。あっちを開けて、次はこっちを開けるためにあっちを閉めて・・・など無駄な動きにストレスを感じることがあるかもしれません。
- 作業効率の低下: 料理中に頻繁に使用する道具や調味料を取り出すのに手間がかかり、作業効率が低下する可能性があります。
- 収納場所の認識: 扉を開けないと中身が見えないため、どこに何を収納したか分からなくなることがあります。
2. 扉のメンテナンス
扉付き収納は、扉自体のメンテナンスも必要です。汚れやキズが目立ちやすく、定期的な清掃や修繕が必要になります。
- 清掃の手間: 扉の表面は汚れが付きやすく、定期的な清掃が必要です。
- 修繕の必要性: 扉のヒンジや取っ手が劣化した場合、修理や交換が必要になることがあります。
3. コストがかかる
扉付きの収納は、オープン収納に比べてコストが高くなります。扉の素材やデザインによっては、予算が膨らむ可能性があります。
- 高価な素材: 高級素材を使用する場合、コストが高くなります。
- 設計・施工費用: 扉の設置には設計や施工の手間がかかるため、その分費用がかさむことがあります。
扉で「隠す」収納とオープンに「見せる」収納の比較
オープン収納のメリット
オープン収納は、見せる収納としてのメリットがあります。取り出しやすさやデザイン性、スペースの有効活用など、様々な利点があります。
- 取り出しやすさ: 物が見えるため、どこに何があるか一目でわかり、取り出しやすい。
- デザイン性: おしゃれな食器や調理器具をディスプレイすることで、インテリアの一部として楽しめます。
- スペースの有効活用: 扉がない分、スペースを有効に使うことができます。
オープン収納のデメリット
オープン収納には、物が見えるため、生活感が出やすいというデメリットもあります。また、埃や汚れが付きやすく、定期的な清掃が必要です。
- 生活感が出やすい: 物が見えるため、整理整頓が求められます。
- 埃や汚れ: 物が常に見えている分、埃や汚れが付きやすく、定期的な清掃が必要です。
扉で「隠す」収納を選ぶポイント
1. 使用頻度を考慮する
頻繁に使う物は、取り出しやすい場所に収納することが重要です。扉付き収納を選ぶ場合でも、使用頻度の高い物は別の場所に設けたオープン収納にしまうなどの工夫が必要です。
- 使いやすさ: 使用頻度の高い物は、取り出しやすい場所に収納することを優先。
- 収納の工夫: 扉付き収納とオープン収納を組み合わせ、使いやすいキッチンを目指しましょう。
2. デザインと機能のバランス
キッチンのデザインと機能性のバランスを考え、収納スタイルを選びましょう。見た目の美しさと使いやすさの両方を満たす収納が理想です。
- 統一感のあるデザイン: キッチン全体のデザインに統一感を持たせることが重要。
- 機能性の確保: 見た目だけでなく、使いやすさや収納力も考慮することが必要です。
3. 素材とカラーの選び方
扉の素材やカラーは、キッチンの雰囲気を大きく左右します。耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮しながら、好みに合った素材とカラーを選びましょう。
- 耐久性のある素材: 長く使うためには、耐久性のある素材を選ぶことが重要。
- メンテナンスのしやすさ: 清掃が簡単で、汚れにくい素材を選ぶと良いでしょう。
まとめ
キッチンの背面収納をすっきりと見せるために、扉で「隠す」収納を選ぶことには大きなメリットがあります。生活感を隠して衛生的な環境を保ち、安全性を向上させることができます。しかし、取り出しにくさやメンテナンスの手間、コストの問題などのデメリットについてもよく検討しなくてはなりません。小さな手間も、積み重なると大きなストレスになる可能性があります。
「隠す」収納と「見せる」収納の両方をうまく組み合わせ、自分のライフスタイルや性格、キッチンの使い方に合った収納スタイルを選ぶことが大切です。NOKKIショールームのスタッフに是非ご相談ください。
あなたのキッチンが、より快適で美しい空間になりますように！
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NOKKI（ノッキ）は、『キッチンからはじめる住まいづくり』をテーマに、2023年11月に福井県森田地区にオープンしました。
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幸福度No.1と言われる北欧基準の幸せな暮らし方を、お客様にご提案いたします。
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またウェルビーイングをコンセプトとした８つのエリアや、実際にお客様が暮らしを想像できるモデルルームを３つご用意しております。
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