こんにちは！

北欧キッチン＆インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)です。

キッチンは料理や食事の準備をする作業スペースであると同時に、家族が集まるコミュニケーションの場でもあります。そして、その空間を演出する上で欠かせない要素の一つが「照明」です。

しかし「どんな照明を選べばいいのかわからない」「照明計画って難しそう…」と感じている方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、キッチン照明の基本から最新トレンドまで、実用的なポイントをわかりやすく解説します。おしゃれで快適なキッチン空間づくりのヒントを見つけていきましょう！

キッチンの照明計画が重要な理由

包丁や火を使うキッチンでは、明るく安全な環境が欠かせませんよね。適切な照明計画は、作業スペース全体を明るく照らし、影になる部分を減らすことで、安心・安全な調理をサポートしてくれます。

さらに、照明はキッチンの雰囲気を大きく左右する要素の一つ。温かみのある光を選べば、自然と家族が集まる心地よい空間に。まるでカフェのようなスタイリッシュな照明を取り入れれば、毎日の料理がもっと楽しくなるはずです。

照明計画次第で、キッチンは単なる調理場から、家族の笑顔溢れる大切な場所へと変わります。

 

キッチン照明の種類と設置場所

キッチン照明は、基本となるシーリングライトをはじめ、ダウンライト、スポットライト、棚下灯など、種類はさまざま。

それぞれの特徴を理解し、キッチンのレイアウトや使い方に合わせて適切な照明を選び、効果的な位置に設置することで、機能的で居心地の良い空間を実現できます。

以下では、それぞれの照明について解説します。

シーリングライト

シーリングライトは、キッチン全体を明るく照らす基本照明として天井に設置する照明器具です。広範囲を均一に照らせる特徴があり、キッチン全体の作業に必要な明るさを確保できます。

調光・調色機能付きのものを選べば、時間帯や用途に応じて光の強さや色味を変えられます。ただし、設置位置が高いため、作業スペースによっては手元が暗くなる場合があります。

そのため、キッチンのレイアウトや作業スペースに合わせて、適切な位置に設置することが重要です。

ダウンライト

ダウンライトは、天井に埋め込んで設置する照明で、上から下へ光を照射します。複数個を等間隔に配置することで、キッチン全体を均一に照らすことができます。

特に作業台や調理スペースの真上に設置することで、影の少ない明るい作業環境を作れます。器具自体がコンパクトで目立たないため、すっきりとした印象のキッチン空間を演出できます。

スポットライト

スポットライトは、狭い範囲を集中的に照らすことができる照明です。作業台やシンクなど、特に明るさが必要な場所に向けて設置します。照射角度を調整できるため、必要な箇所を効果的に照らすことが可能です。

調理時の手元を明るく照らしたり、ディスプレイ棚などを照らして強調したり、キッチン収納の中を見やすくしたりするのに適しています。

棚下灯

棚下灯は、吊り戸棚の下部に取り付ける照明で、作業台を効果的に照らします。手元の明るさを確保でき、包丁作業などの細かい作業も安全に行えます。

省スペースで設置できる薄型のものなら、棚下に隠れて照明器具自体が見えにくいため、すっきりとした印象を保ちながら、必要な明るさを確保できます。

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井から照明を吊り下げるタイプの照明です。主にダイニングテーブルやキッチンカウンターの上に設置します。装飾性が高く、キッチン空間のアクセントとなります。

光源の高さを調整できるため、テーブルやカウンターを効果的に照らすことができます。デザインや色、素材も豊富で、キッチンの雰囲気づくりに大きく貢献します。食事の時間を楽しむ空間演出に適しています。

ライン照明（間接照明）

ライン照明は、キッチンの壁や天井、収納の縁などに設置する照明です。直接的な光ではなく、反射光で空間を柔らかく照らします。調理に必要な明るさを確保しながら、落ち着いた雰囲気を演出できます。

LEDテープやLEDバーを使用することが多く、省スペースで設置可能です。夜間の補助照明としても活用でき、おしゃれで高級感のある空間がつくれます。

 

照明の色温度による雰囲気の違い

照明は色温度によって、部屋の雰囲気は大きく変わります。色温度とは、光の色合いを表す尺度で、ケルビン(K)で表されます。

電球色の温かみのある光から、昼白色の自然な明るさ、昼光色の爽やかな青白い光まで、それぞれが異なる雰囲気を演出。

目的や時間帯に応じて色温度を選ぶことで、より快適で機能的な空間づくりが可能になります。

電球色：低色温度

温かみのある赤みがかった光で、リラックス効果や落ち着いた雰囲気を演出します。夕焼けのような光は、心身ともに安らぎを与え、寝室やリビングなどくつろぎの空間に最適です。

料理をおいしそうに見せる効果もあり、ダイニングにもよく用いられます。

昼白色：中色温度

自然な白色光で、明るく清潔感のある空間を演出します。物の色を忠実に再現し、作業や読書などの日常活動に適した明るさです。

オフィスやキッチン、学習スペースなど、集中力を要する場所で重宝されます。疲労を感じにくく長時間の使用にも向いています。

昼光色：高色温度

昼光色は、色温度が高く、青みがかったクールな光です。明るく、集中力を高める効果があるため、勉強や仕事に集中したい場所に適しています。

ただし、寒々しい印象を与えやすいため、リラックスしたい空間には向いていません。

関連記事：キッチン照明の色選び：おしゃれと機能の両立を考えた最適な色の選び方とは

 

キッチンの照明計画のポイント

キッチンの照明計画は、機能性と快適性の両面から考える必要があります。

安全で居心地の良いキッチン空間を実現するために、以下のポイントを考慮して、器具の特徴や空間の使い方に合わせた照明計画を立てましょう。

用途に合わせて明るさを調整する

キッチンは調理や食事など、さまざまな用途で使う空間です。そのため、全体照明は十分な明るさを確保し、作業スペースには手元灯やダウンライトで明るさをプラスしましょう。

食事をするダイニングスペースは、少し照度を抑えることで、落ち着いた雰囲気を演出できます。調光機能付きの照明器具を使用すれば、用途に合わせて明るさを簡単に調整できます。

設置場所や目的に合った照明器具を選ぶ

前述の通り、キッチンの照明器具にはさまざまな種類があります。そのため、設置場所や目的に合った照明器具を選ぶことが大切です。

例えば、天井には全体を明るく照らすシーリングライト、調理台の上にはダウンライトなどの作業灯を設置します。

ダイニングテーブルの上にはペンダントライトを設置すると、空間のアクセントになりおしゃれな雰囲気を演出できます。

手元が影にならないように配置する

キッチンでは、手元が影になると作業効率が低下するだけでなく、怪我の原因にもなりかねません。

天井からの照明だけでなく、吊り戸棚の下に棚下灯を設置する、作業スペースを広くとって照明器具の位置を調整するなど、影ができにくい工夫をしましょう。

 

トレンドの「多層照明」でキッチンをランクアップ！

キッチンの照明をトレンドの「多層照明」にすることで、快適な調理空間が実現できます。多層照明とは、複数の照明を効果的に組み合わせる照明計画のことです。

キッチンの場合、天井の主照明（全体照明）、作業台やコンロ上のタスクライト（作業照明）、キャビネット下の間接照明（雰囲気照明）などを設置。

高さや方向、明るさを変えた光を重ねることで、単調になりがちな空間により立体感とリズムが生まれ、洗練された雰囲気を演出できます。

多層照明のメリット

多層照明は、空間をおしゃれに見せるだけでなく、実用的なメリットも兼ね備えています。

まず、「手元が暗い」問題を解消できます。調理スペースにスポットライトなどを設置することで、手元を明るく照らし、安全で快適に作業できます。

また、光と影のコントラストが生まれ、空間に奥行きと広がりが感じられるようになります。そして、シーンに合わせて照明を使い分けることで、リラックスした食事の時間、集中して作業したい時間など、それぞれのシーンに最適な雰囲気を作り出すことができます。

さらに、必要な場所だけを効率的に照らせるため、常に主照明をつける必要がなく、電気代の節約にもつながります。状況に応じて照明を使い分けることで、省エネと快適さの両立が可能です。

関連記事：築40年の物件を差別化！オリジナリティ溢れるリノベーション事例

多層照明を取り入れるときのポイント

多層照明を取り入れるときの4つのポイントについて、ご紹介します。

①明るさのバランスを考慮する

各照明の明るさや色温度のバランスが重要です。主照明が明るすぎると他の照明の効果が薄れ、暗すぎると圧迫感が生まれます。

作業照明は手元がしっかり見える明るさに、間接照明は落ち着きのある暖かみのある光に設定するなど、用途に応じた適切な明るさの組み合わせを心がけましょう。

②照明器具のデザインにもこだわる

照明器具自体もインテリアの一部として考えることが大切です。照明器具のデザインや素材を統一したり、空間に合わせてアクセントになるものを取り入れたりすることで、より洗練された空間を演出できます。

③調光機能付きもおすすめ

調光機能付きの照明を使えば、時間帯や気分に合わせて明るさを調整できます。リラックスしたいときには少し暗めに、作業するときは明るくするなど、シーンに合わせた光環境を作れます。

④プロの意見も参考にする

照明計画は奥が深く、自分だけで理想の空間を作るのは難しい場合もあります。特に多層照明を取り入れたいといった場合に、照明器具をどう組み合わせれば良いのか考えるのは大変です。

配置や器具の選定、配線工事などは、プロのアドバイスを受けることで、より効果的な照明計画が可能になります。

特に新築やリフォームの際は、設計段階からプロに相談することで、後悔のない理想的な空間が実現できます。

 

失敗しない照明計画でキッチンをおしゃれで快適な空間に

心地よいキッチンを実現する上で、照明計画が重要な役割を担うことがお分かりいただけたでしょうか？

照明の種類や配置、色温度を工夫することで、作業効率が上がり、料理がさらに楽しくなるだけでなく、理想の空間を演出することも可能です。

照明計画で迷った際は、ぜひ北欧キッチン＆インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)のショールームへお越しください。

実際の空間でさまざまな照明パターンを体感いただけます。また、新築やキッチンリフォームをご検討中の方は、照明計画も含めた総合的なご相談も承っております。

素敵なキッチン空間づくりの第一歩として、まずはお気軽にショールームをご活用ください！

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NOKKI（ノッキ）は、『キッチンからはじめる住まいづくり』をテーマに、2023年11月に福井県森田地区にオープンしました。

 

従来の間取り先行型の家づくりではなく、キッチンから始まる「暮らし方」を体験できます。

幸福度No.1と言われる北欧基準の幸せな暮らし方を、お客様にご提案いたします。

「キッチンからはじめる住まいづくり」にふさわしい、延べ床面積2000㎡の日本最大級の輸入キッチン機器を体験いただけるショールームです。

 

またウェルビーイングをコンセプトとした８つのエリアや、実際にお客様が暮らしを想像できるモデルルームを３つご用意しております。

日本一の幸福度といわれる福井で、全国の建築デザイナーやインテリアコーディネーター、収納アドバイザーなどトッププロ達とお客様とをマッチングし、専門家と一緒に理想の住まいづくりをサポートいたします。

 

ぜひ一度お越しください！

 

北欧キッチン＆インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)

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